2008年7月3日(日本時間)
<株式市場大引け>
日経平均株価(東証) 1万3265円40銭 前日比20円97銭安
日経平均先物9月物(大証) 1万3220円 前日比70円安
日経平均先物9月物(シンガポール) 1万3235円 前日比80円安
東証1部売買代金 2兆5334億円
東証1部売買高 22億3881万株
(概況)
前日のNY市場は、6月のADP全米雇用リポートが事前予想よりも大きく下振れた事で、明日発表の6月の雇用統計への警戒感が広がった事や、需給逼迫懸念から原油相場が再び最高値を更新するなど、インフレの加速が個人消費や企業業績に深刻なダメージを及ぼすとの見方が強まり、ほぼ全面安の展開となった。中でも、GMはメリルリンチから投資判断が引き下げられるとともに、150億ドル規模の増資をしなければ破綻の可能性もありうるとのリポートを受け、株価下落に歯止めが掛からない状況となっている。
今日の東京市場では、下げ止まる気配の見えないNY株が重しとなる一方、これまで世界経済の成長を牽引してきた新興国も、原油高によるインフレ圧力に蝕まれ始めるなど、世界経済全体の下振れリスクが一段と強まっている事への警戒感から、日経平均は売りが先行してスタートした。ただ、朝方の売りが一巡した後は、テクニカル的にも突っ込み警戒感が強まっている事もあり、先物へのショートカバーが主導する形で、日経平均は急速に下げ渋る展開となった。しかしながら、今夜にはECB理事会と米国の6月雇用統計の発表という2大イベントを控えている事もあり、午後は見送りムードから前日終値を挟んで一進一退を繰り返し、方向感に欠ける場面が目立った。
<東京外国為替市場>
ドル/円(17時時点) 1ドル=106円04−07銭 前日比11銭 円高
(概況)
前日のNY市場は、欧州時間に加速したクロス円買いがドル買いに波及し、序盤は106円70銭台までドルは上昇する場面もあった。しかし、6月のADP全米雇用リポートが大きく下振れた事で、明日発表の6月の雇用統計への警戒感が広がり、一転してドル売りが加速し、その後も原油相場の上昇やNY株安が重しとなり、ドル円は105円台後半まで下落していった。
今日の東京市場は、原油高や米国の雇用情勢の悪化を受け、ドル売りが先行して始まった。しかし、今夜のECB理事会や米国の6月雇用統計の発表を控え、市場は様子見ムードからポジション調整主体の売買が中心となり、ドル円は106円前後の小幅なレンジで一進一退を繰り返す展開が続いた。
ユーロ/円(17時時点) 1ユーロ=168円26−31銭 前日比30銭 円安
(概況)
前日のNY市場は、明日のECB理事会での利上げが確実視されている事に加え、5月のユーロ圏生産者物価指数が大きく上振れた事で、ECBによる連続利上げの可能性もありうるとの見方から、序盤からユーロ買いの動きが優勢となった。
今日の東京市場は、今夜のECB理事会での利上げが確実視されている事を受け、ユーロ買いが先行して始まった。しかし、その後は今夜のECB理事会や米国の6月雇用統計の発表を控え積極的な売買は手控えられ、小幅なレンジで一進一退を繰り返した。