祝日明け30日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前営業日比44円38銭(0.32%)安の1万3849円99銭で今日の取引を終了した。
前日のNY市場は、30日のFOMCの結果や1−3月期のGDP速報値の発表を控え、全般に様子見ムードが強い中、2月S&Pケース・シラー住宅価格指数や4月の消費者信頼感指数などのマクロ指標の悪化から、米国経済の先行きに対する悲観的な見方が圧迫要因となった。
今日の東京市場は、前日発表のマクロ指標で米国経済の先行きが厳しいものであるとの見方が支援されると共に、円相場も円高・ドル安の流れに傾いている事が嫌気され、日経平均は売りが先行して始まった。その後も、3月の鉱工業生産指数が予想より下振れた事で、朝方は売り込まれる場面が目立ったが、売り一巡後は銀行・ハイテク株などに買い戻しの動きが強まり、日経平均は昼前にかけて急速に下げ渋る展開となった。ただ、上値では戻り売りが強まると共に、今夜のFOMCの内容を見極めたいとの思惑から、取引終盤には買い手控えムードが強まった。
東証1部の売買代金は概算で2兆9070億円、売買高は21億5434万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は784、値下がりは828、変わらずは108だった。
個別銘柄では、証券株が堅調だった。その他には、みずほFG、コマツ、京セラ、松下、三菱電、TDK、NTTドコモなどが高い。一方、不動産株や鉱業・商社株などの資源セクターの下げがきつい。その他には、武田薬品、キャノン、富士フイルム、ホンダ、KDDI、 商船三井、日本製紙、三菱UFJ、ヤフーなどが下げた。
大証の日経平均先物6月物も反落し、前営業日比70円安の1万3820円で今日の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物6月物は、28日の清算値と比べ100円安の1万3790円で取引を終了した。
米国のマクロ関連指標の悪化や、円相場が円高方向に振れている事を嫌気し、日経225先物は売りが先行して始まった。その後も、3月の鉱工業生産指数の下振れを手掛かりに、朝方は売り込まれる場面が目立ったが、売り一巡後は堅調な企業業績を背景にした買い安心感に加え、FOMCでのイベントリスクを警戒し、ポジション調整による買い戻しが強まると、日経225先物は急速に下げ渋った。ただ、戻り売り圧力から上値は重く、午後にかけては小安い水準でのもみ合いに終始した。
一方、東京外国為替市場で円は対ドルで続伸し、15時時点では28日の17時時点に比べ73銭円高・ドル安の1ドル=103円83―88銭前後で推移している。
前日のNY市場は、4月の消費者信頼感指数などマクロ指標の悪化を背景に、円買い・ドル売りが先行し一時103円20銭台まで上昇するも、その後はFRBの利下げ打ち止め観測を背景に、主要通貨に対しドルの買い戻しが進んだ事から、円は終盤は伸び悩む展開となった。
今日の東京市場は、米国のマクロ指標の悪化を背景にした円買い・ドル売りが先行して始まった。その後は投信設定や実需に伴うドル買いが円の上値を抑え、昼にかけて円は伸び悩む場面が目立った。しかし、午後にはそうした動きも一巡し、再びFOMCを前にポジション調整による円の買い戻しが強まっている。
円は対ユーロで急反発し、15時時点では28日の17時時点と比べ1円73銭円高・ユーロ安の1ユーロ=161円72―75銭前後で推移している。
前日のNY市場は、ユーロ圏のマクロ指標の悪化を背景に景気の先行き不透明感が強まった事や、FRBの利下げ打ち止め観測を背景に対ドルでのユーロ売りが圧迫要因となり、円買い・ユーロ売りが一段と加速した。
今日の東京市場は、海外市場の流れを引き継いで、ユーロ圏の景況感悪化を背景にした円買い・ユーロ売りが先行して始まった。ただ、その後は投信設定や実需に伴うユーロ買いにおされ、円は昼にかけて伸び悩む展開となった。しかし、午後にはFOMCなどの重要イベントを控え、再び円買い・ユーロ売りが優勢となるなど、方向感をかく展開が続いている。